「できなかった」と「やらなかった」について

スズキです。

今回はですね、機会損失の話です。

機会損失って経営をしてて
一番怖い言葉なんですよね。

機会損失ってね、
自分では気づいてないので
めっちゃ怖いんですよね。
自覚がないっていうことです。

要するに、
本来なら稼げてたはずの
売上利益を稼げてない
っていうのが機会損失です。

で、機会損失って
なんで発生するかと言うと
行動しなかったことに対して
発生します。

行動しなかったことによって
発生する、本来得られたはずの
利益を「機会損失」っていう
言い方します。経営的にはね。

これ心当たりないですか?
っていう話なんですけども。

めちゃめちゃ
気をつけないといけないです。

「後回しにしよう」とか
「今はやめとこう」とか
「来週にしよう」とか

よくコンサル生の方には
週報を読ませてもらってると

「今週は○○が忙しくて
これができませんでした」

「ちょっと今体調を崩してて
○○でできませんでした」

みたいな。

まあちょこちょこね

何人かに1人
「××でできませんでした」
「○○で○○ができませんでした」
っていうことを書いてらっしゃる
わけなんですけども。

あの、正直
その書き方いらないんですよ。

要するに
機会損失発生してます
って話なんで

「できませんでした」
じゃなくて
「やりませんでした」

っていう言葉に変えた方が
いいんじゃないかな
って思うんですけども。

これをあんまり言いすぎるとね
へこませてしまったり
「なんやねんこいつ」って
思われると思うんですけども、

私は、
「これやってたから
これできませんでした」
って言わないようにしてたり
そう考えないようにしてるんですね。

意識してます。

なんでかっていうと、
それって言い訳ですし
それって何かのせいにしてません?
人のせいにしてません?

ってことだからです。

「○○が忙しくて
××ができなかったんで
こっちが悪いんです」みたいな

そんな言い方してません?
っていう話ですね。

でも、そうじゃなくて

やらなかったのは
自分ですよね?

「やりませんでした」

っていうことを
自分が認めたくないから

「できませんでした」
っていう言い方に
してるんですよね?

コロナになった時ね
38度以上熱が出て
1日2日はさすがに
寝込んでましたが

当時はコロナって10日間ぐらい
隔離で家から出れないっていう
状態になってたんですけども、

まあ3日目ぐらいから
電脳せどりやってたんですね。

いつまでも寝ててもしょうがないし
寝てても1円にもならないんで
電脳せどりで利益100万ぐら
引っ張ってきたんですよ。

それで、外に出れないんで

”オンラインで
せどりのコンサルやります”

って特別に今回だけってことで
2人ぐらい
コンサルしたりしてたんです。

10日間寝てるだけで終わるって
別に熱もないのに隔離されて
ただただ部屋でゴロゴロして
Amazonプライムビデオとか
Netflix見てだらだらする
っていう話を
めっちゃ聞くんですけども

私からすると
それって時間の無駄でしかない
って話なんで、
その間にできることを探して
コンテンツを作ったり
コンサルしたりとか
やってましたね。

家から一歩も出なくても
やれるっていうのがありました。

その時に思ったのが

市町村から食料が届くのを
ただただ待って
それを食べてゴロゴロして
10日間過ぎるのを待つ

それで、何もできなかったのを
コロナが悪い
っていうせいにして、

何もしないのが当たり前
自分は悪くない

悪いのは全部コロナのせいだ
みたいな。

そんな風潮が日本中で
あったじゃないですか。

それって、うーん、
どうかなと思ってたんで

そういうことをしてましたね。

まあ、今の状態でも
やれることあるんなら
やるっていうね。

別にそんな熱出たって言っても
私の場合は1日2日だったんでね。
もっとひどい症状の方も
いらっしゃったかもしれないですが

私の場合は
比較的症状が軽かったんで

その残り8日間何すんねんって話で
それだらだら過ごして
機会損失だけ発生させるのか
って言ったら
すごいもったいないっていうかね。

そんな過ごし方で
人生の貴重な1週間ぐらい
過ごすんかと思ったら
ちょっと腹立ってきてですね

もうなんかやったろうと
思ってやったんですけども。

まあ結局は
そういうところから
来てる発想です。

機会損失って
「コロナだからできませんでした」
って言うのって簡単なんですよね。

「○○だからやりませんでした」
って言うの、めちゃくちゃ
簡単じゃないですか。

ジムでもよく言われるそうです。

「筋肉痛がひどいんで、
  今週休みます」

それって、
トレーナーさんに言わしたら
「筋肉痛は当たり前」
なんですよね。

週2でジム行ってたら
体のどこか絶対筋肉痛で
1年中続きますよねって話で。

だから
「筋肉痛で今週休みます」
とかって言う人いません?
って聞いたら

「結構います」
って言ってたんでね。

それって
一生ジム来れないですよ
って話で。笑

だって、ジム通ってたら
体のどこかは常に筋肉痛で
万全な状態で筋トレする人って
本来いないでしょ
ってことなんでね。

これ、プロのアスリートでも
怪我してない人って
誰もいないですよね。

野球選手とかでも
オリンピックの選手とかでも
テーピング巻いて
試合出てるじゃないですか。

なんなら実は腕の骨折れてたとか
あるじゃないですか。

レスリングの吉田沙保里選手が
金メダル取った時とか
腕1本やられてた
って話じゃないですか。

あれで金メダル取ってるんですよね。

だから腕が折れてるからとかね
ちょっと捻挫してるから
試合に出れませんとかって
捻挫のせいにしたら
何もできないです。

アスリートとかになってきたら
もう全員が怪我してるから
当たり前ですよねって。

自分の対戦相手もどっかしら
痛みとか怪我抱えてるんですよ
って話で。

それを言い訳にしたら
何でも言い訳に使えちゃうやん
って話なんで

それを一般レベルに
落とし込んでいくと
何を言っても
言い訳じゃないですか
って話ですし。

例えがわかりやすいので
アスリートの話を出しましたが

まあそれを自分が
どう思うかですよね。

「○○だからできませんでした」
っていう言い方にしてしまうのか

「××を理由にしてやりませんでした」
っていう言い方にするのかで

機会損失に対する考え方って
ガラって変わります。

だから、

「できませんでした」
じゃなくて
「やりませんでした」

っていう言い方に変えた時に
機会損失が発生してる
っていう自覚が芽えます。

そこで本来やれたはずのこと、
やって利益が得られたはずのこと
成果に対して得られなかったこと

そういうことを実感できるので
「やばい!」ってなるんですよね。

そこの感覚っていうのかな
自覚を持ってもらうと

「やらない」っていうことに対して
すごく敏感になると思います。

だから、
やらない理由って
探せば無限に見つかるのでね。

人間って
”やらない天才”
ですからね。

やらない天才で
サボりの超天才で
やらない理由って探せば
1万個ぐらい思いつくんですよね。

「これだからやりませんでした」
「これだからできませんでした」
って無限に思いつきます。

でもね、
やる理由って
1つしかないんですよね
って話で。

ビジネスやる理由って
1つじゃないですか。

もう
「お金稼ぎたい」って
それだけじゃないですか。

だから
そのやる理由1つに対して
やらない理由が
無限に湧いてくるんで

「○○だからできませんでした」
「××だからやれてません」
こんなふうに無限に
言い訳されるわけなんですよ。

それを否定したところで
また別の言い訳
発生するじゃないですか。

私としては
そういう言い訳を
浴びせられるわけで
無限に聞いてられへんよ
ってなります。

だから、
「あ、やらなかったんですね」
って心の中では思ってます。

「××なんでできませんでした」
って言われた時に、

心の中では
「あ、はいはい
やらなかったんですね」
って思ってます。

だから
それを自分に置き換えた時に

やる or やらないか

で言ったら

やる

っていう話ですよね。

だから
「ちょっと仕事が忙しくて
できませんでした」

「いや、仕事忙しくても
やってましたよ」
って話で。

経営者の立場からすると

もし体調不良であっても
仕事に穴を開けたくないし
機会損失になってしまうし

その機会損失がみんなに
迷惑かけちゃうんでね。

全員の機会損失になっちゃうし
自分1人の問題じゃないんで
よっぽど何かない限りは

薬飲もうが点滴打とうが
スケジュール通りこなしますよ。

そこをどう考えてるかで
変わりますよね。

「今週きついんで中止にします」
って、言うのは簡単じゃないですか。

じゃなくて、
この状態でも
どうやったらできるか
そういうふうに考えますね。

「○○だからできませんでした」
って言ったことに対する
機会損失を考えた方がいいですね。

結構それって積み重なったら
莫大な機会損失になりますね。

機会損失も
雪だるまみたいに増えます。

やらない理由
積み重ねていったら
雪だるま方式で
機会損失が増えて
すごい差になりますから。

やった自分

やれなかった自分

将来、大きな差がついちゃうんで
それが嫌なのであれば
機会損失が発生してないか
やらなかった時に
1回1回振り返るように
した方がいいかなと思います。

まず、
「できなかった」って
思わない方がいいです。

「(自分が)やらなかった」
って思うようにした方がいいですね。

できなかったっていうのは
何か外部の責任で、
やらなかったっていうのは
自分の責任です。

だからまず
自分の責任にした方がいいですね。

「風邪引いたんでできませんでした」
風邪を引いた自分が
悪いんやからって話なんで。

でも、
風邪引いてる状態でも
少しでもできることって
なかったですか?

そこをもうちょっと
突っ込んでみたらどうかな?
と思います。

例えば
オリンピックの選手が
風邪引いたからって
オリンピックの大会休むか
といったら、出るじゃないですか。

野球選手が風邪引いたからって
試合休んでたら
レギュラー外されて
2軍に行けとか
言われるじゃないですか。

ビジネスの世界も
そんな甘くはないんでね。

風邪とか、
ちょっと体調悪いとかで
いちいち休んでたら
置いてかれますよ
って話なんで。

サラリーマンでも
一緒やと思いますけどね。

体調悪いとか言って
すぐ休む人は出世コースから
外れるじゃないですか。

結局
そういうことやと思うんで
機会損失っていうことにね
向き合ってもらったら
いいかなと思います。

「できなかった」
 と
「やらなかった」

って
全然違うんでっていう
お話でした。

参考になればなと思います。