せどりはお金じゃなくて資産を増やすゲームです

スズキです

今回はせどりはお金じゃなくて資産を増やすゲームです!


ということについて

何でこういうことを言うかというと…

せどりを始めました
 ↓
お金がなくなっちゃいました…!
 ↓
もう資金がありません…!

というように嘆く方が結構いらっしゃいます。

たまにそういう相談を受けたりとか。

でね、そこでデータを見せてもらうんです。


確認するのは
・現金がどれぐらい減ったか
・在庫がどれぐらい残っているのか
・在庫金額
・仕入れた原価に対する在庫がどれぐらいあるのか
ですね。

そういうのを見せてもらうと
資産自体は結構増えてたりするんですね。

例えば、
20万円とか30万円でせどりをはじめました
 ↓
仕入れに使ってお金がなくなっちゃいました…
という状況になりました。

その

【残った現金・在庫金額】
【仕入れた商品が売れたと想定した時に増えるお金】

これを比べた時に

はるかに後者の方が全体的に増えてることがほとんどなんですよ。

で、これでなぜ「お金がなくなった…!!」と
嘆いてしまうのか。


そういう認識を持ってしまうのか。


っていうことなんですけども


商売なので、商品を
①仕入れ
②販売
③利益を得る
とやっているわけじゃないですか。

商品を仕入れて→お金が出ていく
つまり、「お金がなくなる」
というのを見て嘆いちゃうんですよ。

分かりますよね。


単純な話なんですけど


お金がなくなっちゃったわけではなくてお金が別のものに変換されているんです。

要は…
「資産に変わっている」
ということです。

不思議と過去100人ぐらいにこういった話をしたことがあるんです。
特にせどり初心者の方って1回お金減るんですよ。

お金なくなっちゃいました💦


「お金がないです!」って焦って
相談に来たりするんですけど


「いや!資産が増えているんですよ!」
仕入れに回したんで


それを合計したら、始める前と比べて
資産は増えていませんか?っていうことです。

そういう話をしたら
ほとんど全員が資産増えてるんですね。

簿記の世界でいうと
「バランスシート(BS)」ということです。

社会人だったら、おそらく
聞いたことはあると思うんですけども。

実際に頭の中で、バランスシートっていう
「資産」と「負債」とをちゃんと分けてありますか?
っていう話です。

もう少し簡単に言うと、
「現金」も「商品」も
同じ”資産”なんですね。

商品って現金に変えれるじゃないですか?


商売をやる上で現金だろうが、商品だろうが大して変わらないんですよね。

むしろ商品の方がいいんですよ。

現金ってそのまま置いてても増えないじゃないですか?

でも商品っていうのは売れたらお金が増えますよね。利益が乗って増えますよね。

結果的に、そのバランスシート自体が大きく広がりますよね。

これは商売の原理原則なんです。

「お金を稼ごう」っていうことを
「お金」だけにフォーカスすると


お金=現金と認識しちゃうので、
現金が減ったことに対して
アレルギーを起こしちゃうんです。

でも、お金を増やすっていうことを
考えてやっていくと現金はもちろん一旦減るけど


それを資産に変換しながらそこから利益を得るっていうことに、どんどんどんどん現金を突っ込みだすんですね。

本当は「稼ぐ」という言い方よりも
「お金を増やす」っていう言い方が
正しいんですよ。

特に初心者の方はお金稼ぎたい!
月に○万円稼ぎたい!
という話をよくしますよね。

私も月に何万円稼ぎたいんですかとかそういうことを聞いちゃうんですけど

本質的には
「月に何万円稼ぐ」
ではなく


「資産をどれだけ増やすか?」
っていうことなんです。

せどりっていうそもそも物販自体が
そういうものなんですね。

だから、その点を見ておけば
現金が減っていてもそんなに焦らないですし


自分が今、何をやっているのかっていうのが
よく分かるようになります。

もっと本質的なこと言うと

月利○万円

ってあんまり意味ないんですよ。

それって繰越在庫もあるし、
実際に仕入れた金額と
戻ってきた現金と合わない場合もあります。

特に仕入れでドーンって縦積みした場合は見込み上では、

一応その売れた商品に対する利益が○円って出ますけど、それより多い仕入れが発生した場合って現金は減ってます。

今月は赤字だったっていうのがあるんですけど


それって資産に変わってるだけなので
現金が減ってるか増えてるかっていうだけの問題です。

一番大事なのは、
資産が増えてるのか
資産がしぼんでしまって
小ちゃくなっているのか
というところですね。

そこで現金が0になって
マイナスになったりすると


もう何もできなくなるんで、
資金繰り表っていうのを普段から付けておかないといけないんですけども。

資産が増えているかどうかを毎月見ていくと、自分のせどりがうまくいってるのかうまくいっていないのかってのがよく分かります。

もし現金と商品を足した資産自体が減ってる場合は何が原因なのかっていうのをちゃんと考えた方がいいですね。

せどりを始めた時ってね


商品を売った利益は全額、次の仕入れの原資に充てないといけないんです。

でも、

その売った利益のお金で
飲み食いしちゃったり
遊びに行っちゃったり
何か別のものに消費で使っちゃってる場合がほとんどです。

あとは、生活費に入れちゃってるとか。


お金が減る理由は色々あると思うんですけど仕入れ以外のことにお金を使っちゃってるっていうのがほとんどなんですね。

本当にあるあるの原因なんです。

だから、資産が一向に増えないっていうね。


「現金そんなにないです」と30万でせどりをやって回して、

半年後に現金と商品合わせて
「30万のままです…」
っていうのは、本来考えたらおかしいんですよね。

売れた利益を仕入れの原資に充てていって、雪だるま式に増やしていけば恐らく、半年〜1年やっていたら100万ぐらいにはなってると思います。

それを、2年ぐらいやったら300万ぐらいに増えるんですよ。

本当は、10倍ぐらいに増えるんです。

ここをわからずにやっちゃうと


今月利益出た!とかいい仕入れができたとかにその利益を別のことに使っちゃうんですよね。

別のことにお金を使ってしまうので一向にせどり自体が育たず、資産自体も増えないっていう話なんですね。

これは当たり前な話をしてるんですけども


この当たり前なことを実は分かってないっていうケースがめちゃくちゃ多いこと、

そして、分かっているつもりでも


貯金通帳とか手持ちの現金が
ガガって仕入れをした時に減ってしまったり


支払いで無くなってしまった場合に
めちゃくちゃパニックを起こす人が多いんですよ。

冷静に、自分が在庫金額いくら持っているのか
それを販売した時に現金がどれぐらい増えるのか


っていう計算をした時に本当に減っているのだったら焦ったらいいと思うんです。

冷静に計算したら、


現金は増えているケースの方が圧倒的多数なので、そんな焦る必要はないんです。

売れるのを待てばいいという話です。

それを、
「今日、明日売れないとヤバイ!」


みたいな感じ逆に焦るのは
現金にしかフォーカスしてないことになります。

物が売れるスピードって
我々が思ってる以上にそんな速くはないです。

ゆっくりと順番に売れていきます。

これは、せどりしているとそのうち慣れます。

最初は、仕入れて明日にでも売れるんだろう

みたいな感覚で仕入れちゃうんですけど

そうではなくて
2週間、1カ月〜2ヶ月ぐらいして
ちょっとずつ売れていきますね。

これが「回っていく」っていう感じなんですけどね。

せどりは、緩く回していくものなんですけど


そんなに慌てて「今日仕入れて明日売る」
というような商売は世の中にはほとんどないのでそんな焦る必要はないです。

じっくり見て育てていくっていう感覚です。

「今日、明日にでもお金が欲しい」って思ってせどりをすると、本当にメンタルがもたないしちょっとパニックってしまうと思います。

すぐにお金が欲しいからと


右から左の単純転売みたいな
今すぐ現金になるような
チケット転売とか…


良しとされていないものに
走りがちになっちゃうんです。

そうではなく、
きちんと仕入れた商品を
適正価格で売るっていうことを
やっていくこと。

「お金を稼ぐ」っていう意識よりも
「資産を増やす」です。

特に初心者の方はここを
重点的に意識しておいてください。

私の経験で言うと
はじめは、資金0状態で始めました。


人に借りたりとか、不用物を売って
現金を何とか作りました。

そのお金で仕入れをして、
販売して得た利益っていうのは
全額次の仕入れに回してました。

1円も使わず、です。

何なら日々の生活を
かなり節約して余計なことに使わないようにしてました。

飲みにいったり、遊びに行くのも控えて
そこに使うお金も極力仕入れに回すようにしてました。

資産の原資を大きく育てようというふうにやってました。

それをやることによって、転がせるんですね。
「原資」って雪だるまと一緒なんですよ。

雪だるまがでかければでかいほどちょっと転がしただけですごく大きくなるじゃないですか。

小さな雪だるまを転がしてもはじめはそんなに変化はないですよ。

ある程度はじめから大きい玉を持ってる方が有利なんですよね。

だからそこの「原資」っていうのをまずはちょっとでも育てるっていうことを意識してやってもらった方がせどりとしては、急にガッて伸びますしすごく楽になります。

ここを分かっていないとね


すごく小さい雪だるまで
いきなり現金10万〜20万円稼ぐ
ということを考えがちなんですけど

マジでこんな小さい原資で何十万も稼ぐ!ってなると、もうギャンブルか犯罪くらいしか世の中にないんですよ。

なので商売って考えた時には


「育てる」っていう感覚で
はじめからやらないと多分、続けられないですね。


間違った焦り方をしちゃいます。

慌てて相談に来られた方に毎回こういう話をすると大体1~2カ月ぐらいしたら落ち着いてきます。

計算機叩いたり、在庫金額調べたりとか


今まで使ってきたお金の使い方などを見直していったら、確実に資産が増えてるっていうことに気付くので焦りがおさまっていくんですね。

コンサルで教えてる方とかはこんなふうに教えることはできるんですけど


普通に自分でやってる方とかは、
はじめの壁、とかそういうところでね


焦ったり、「失敗した」って思っちゃってせどりを辞めてしまうんです。


せどりは稼げないって決め付けて辞めてしまう。

実は、稼げていないだけで資産は増えている。

ここに気付かずに辞めるケースっていうのは
すごく多いんですよ。

非常にもったいない話なので、
これを読んでいる人はね


分かってる人はいいと思うんですけど
もし分かってない場合は


バランスシートの考え方というのを
きちんと頭に入れてやっていってほしいです。

何なら「簿記」ってあるじゃないですか?


簿記3級ぐらいはね
勉強しといた方がいいですね。

簿記3級で商売の基本なんで。

私は独立する前に
簿記3級、簿記2級ってね
試験も受けて取りました。

せめて簿記3級は勉強しておいた方が良いです!

別に試験を受けに行く必要はないかなと思いますが
バランスシートっていうのがどういうものなのかっていうのは頭にパッて思いついて


今、自分の持ってる資産がどれぐらあって、現金がいくらあって、増えているのか、減っているのかというのが思いつくようにしておいた方がいいです。

この点がわからないと本当に焦ります。


せどりをやっていること自体が
無駄なことしてるんじゃないか…?
と、勘違いしてしまうケースが多いので。

でもたいていの場合は、資産増えてます。

逆に現金ばかり持ってても商品に変換しないと一向に利益を生まないので商売上、現金だけ持っていてもあまり意味がないんですよ。

現金をきちんと仕入れに回していかないと資産が増えないんですよ。


これは銀行にお金を借りるときでも言われます。

むやみに現金たくさん持った状態で銀行融資とか受けようとしたら逆に突っ込まれますよ、と。

現金を使いこなせてないのにこれ以上貸す必要があるんですかって実際に言われたことあります。

現金これだけ残ってるじゃないですか?


この現金をまずきちんと運用できてないのに
次の融資を受ける必要が本当にあるんですか?
使い道はあるんですか?


それを使ってお金を増やすっていうことが
あなたにはできるんですか?

っていうことをめっちゃ突っ込まれたことがあります。

本当にその通りだなと思ったんですけども。

なので…きちんと運用する。


そこは真剣に考えていってもらうっていうことですね。

「お金を稼ぐ」っていう言葉、
あんまり本当は良くないのかもなと思います。


「お金を増やす」と思った方が実はうまく行くんですけど、

「稼ぐ」っていう言葉がパワーワードなんでね。


いろんな人に結構刺さりますのでどうしても使っちゃうんですけど。

せどりをやる上では
「資産を増やす」っていう考え方の方が
実は上手くいく!


という、そんなお話でした。

これ分かってない人がいたらぜひ分かってほしいなと思います。

もし、せどりを「もう駄目だ…やめようかな…?」とうまくいってないと思ってるんだったら一回そこを見直してもらったらいいかなというふうに思います。

ではでは!