スズキです
今回は
せどりでお店側から提案を受けるケースについて
ということについてお話します。
お店から提案を受けていたりすることを
お店と癒着した、とかって言う人がいます。
癒着っていう言葉が好きな人多いですけども
私はあまりこの言葉は好きじゃないんですよね。
癒着って言うと何か袖の下のお金を渡して
自分だけいいようにしてもらうっていう
やましいような意味合いに感じられるんですが
本当にビジネスのやり取りなので
あんまりそういう言い方好きじゃなくて。
普通にビジネスとしての商取引、
仕入先と取引をするっていう形をとっています。
それが【お店側から提案を受けるケース】
ということに繋がるんですが
店舗せどりをやっていてお店側から提案を受けたりとか
お店の人と仲良くなって自分だけ
特別に仕入れができる、という
こういう状況になったり、話をすると
羨ましがられたり、いいなぁ〜って
言われることがあるんですが
別に羨ましい話でもなければ
特別の話でも何でもないんです。
要するに、
【お店側で余ってる不良在庫があれば買い取りますよ】
というだけの話なので
そんなに難しく考えなくていいかなと思います。
提案を受けやすいお店っていうのがあるんです。
どういう店かというと
リサイクルショップもやって買取業者もやってるところです。
規模の小さいパソコン周辺機器専門店とか
そういうところでは結構提案を受けるケースが多いですね。
場合によってはホームセンターとか
家電量販店の担当者と仲良くなって、とかもあります。
ドンキホーテ、コストコというような大手系よりかは
あまり規模が全国的じゃないというところの方が
提案を受け易いという風には思います。
向こうから提案される場合としては
こちらがせどりをしている、
物販をしているのがバレバレな場合です。
ある程度大量に仕入れてたらバレバレですから、
お店側から声かけられて提案を受ける場合もあります。
地元のリサイクルショップに行って
爆買いなんかしてたりすると
『他にもこういう商品あるけど見てもらえますか』とか
『こういう商品どうでしょう』っていうことで提案を受けて
そこで40万円分仕入れたという話があったりします。
実際、私はですね
パソコンショップみたいなところで
店長さんと普通にお話していて
「こういう商品何台ぐらいありますか?」と聞いたら
『他店から取り寄せましょうか』みたいな話になり
「200万円ぐらいだったら突っ込みますよ」とか
「300万ぐらいだったら即決しますのでいくらになりますか?」
っていう話をしたら、周辺の店舗の在庫を聞いて
商品集めて提案してくれたりしました。
そこからちょっと話を発展させて
「今後もこういう商品入ってくるんだったら
連絡いただけますか?」って名刺を渡して
「その場合、リストを作ってメールして下さい」
と言ってみたんですよ。
そうしたら、後日FAXが送られてきました。
(今日日なんでファックスやねんとか思いましたが笑)
そのFAXに
・商品名
・全店の個数
・提案したい金額
が載っていたんですね。
そのFAXの横に私が買いたい値段を書いて送り返しました。
その後に直接電話して
「FAX送り返したんですが」と話をしたら
『これと これと これ だったら
上からOK貰えました』と回答されたので
「では、お店まで決済しに行きます」と言って
直接お店に行ってお金を払いに行きました。
お店で請求書を出してもらって、決済。
後日、事務所にドーンと荷物が送られてくる、という流れです。
これが一番楽ですね。
荷物を取りに行って
荷物を持って帰るってのは大変だし、
かなりめんどくさいんで。
自転車で直接お店まで行って
お金だけ払って帰ってくる。
3日ぐらいしたら、店舗周辺から集めた
在庫がドーンと送られてくる、みたいな流れですね。
こういうの結構やりやすいかな
という風に思います。
あまり大手でもない所だと
店員さんとは結構距離が近い感じがあったり
普通に話しやすいですしね。
大量に買う場合になると
店員さんとは必ず会話しますよね。
たとえば
「この商品もう少し在庫ないですか?」って聞いてみます。
すると、『バックヤードにも在庫ありますよ』とか
『○個ぐらいあります』、『どれぐらい必要ですか?』
みたいな話が返ってきたりするんですよ。
「会社で欲しいので、できれば100個、
あるんだったらあるだけ欲しいんですけど」
という話をするんですね。
すると、
『それだったら全店からかき集めるので
少し待ってもらえますか』
という感じで全店の在庫を調べてもらって
提案を受けることができます。
そこから
「今後もこういう取引できます?」
「良かったら、商品リストを送ってもらえますか?」
みたいな感じで話が進めれれば尚良いと思います。
そんな状況になれば、
私は先に
「××円ぐらいまでだったらこちらはお金突っ込みますよ」
みたいな事を言うようにしてました。
こういうことを言っておいた方が
相手も、今日たまたま買い物に来ただけじゃない
ってことが分かりますのでね。
「こういう案件があったら500万まで突っ込みます」
「1000万までだったら突っ込みますよ」
みたいな話をしていくと、
店員さんも
『それだったら値交渉します!』
『本社と掛け合って価格交渉します!』
『優先的に回します』
とか言ってもらえたりして
そこから、ちょこちょこ店頭に顔を出して
話したりしていたら、いろいろ提案を受けたり。
そんなことがあってから、
そのお店とは2年ぐらい付き合いがありました。
結局、案件があんまりなくなってきたんで
もういいかなと思い、そのお店からは
仕入れなくなったんですけど。
こういう形みたいに
定期的に商品が仕入れられるようになりますので
もし、1つ提案を受けたら次の取引の流れを作ってしまう
ってことをやってほしいなと思います。
それができたら
LINEとかメールとか
電話とかFAXとか色々な
手段はあるんですけども
それで連絡が来るようになると。
今、お付き合いしてる卸関係でいうと
大体LINEでポンっと
『こういう商品の提案です』って連絡が来て
リサーチしていけそうだったら
「○○円くらいを希望します」と返したり
もしその値段で駄目だったら
「この値段だったら買います」みたいに言ったりね。
全然話にならないこともありますので
その場合は、「ちょっとごめんなさい」
ってこともしたりしますけどもね。
そういう”次の流れを作っておく”っていうことが
大事かなと思います。
店舗せどりで、いろいろなお店を
ちょこちょこ回っていると
一回ぐらいはそういうやり取りに
なったりすると思います。
そういうやり取りにならないとしても
それに近い会話みたいなことがあると思うんです。
「どれだけ在庫ありますか?」という話から
バックヤードで商品出してきてもらったりとか
『良かったら在庫を見ます?』っていう
やり取りの流れになったりすると思うんですよ。
その時にもう少し突っ込んで
「他にこういう商品ないですか?」
とか
「こういう商品探してるんですけど」
とか
「これぐらいの価格帯でどういった商品を扱ってますか?」
っていう形で、もうちょっと突っ込んで
会社対会社みたいな感じで聞いてみることも大事です。
普通に会社員で営業やってる方は
感覚を分かってもらえると思いますが
大体こういう話になるじゃないですか。
相手の情報を聞き出して
こちらから提案するっていうね。
それによって次の取引に結びつけるみたいなね。
企業訪問とかって、だいたい1回の取引で終わらさずに
継続して取引したいなということで
提案したりするじゃないですか。
同じようなやり取りを
せどりでも普通にしていけば
仕入れの流れができたり
次から連絡が来るようになったりします。
それを癒着って言ってしまうと癒着なんですよ。
別に癒着っていう言い方しなくてもいいんかな
って個人的には思うのですが。
誰が考えたかちょっと分かんないんですけど
お勤めの方が会社訪問して契約したり
案件を取り付けることについては
癒着とは言わないですよね。
ただの企業訪問であって、商談です。
だから癒着っていう言い方はどうなのかな
って個人的には思いますけどね。
正直に言うと
ちょっと幼稚だなっていう感じがします。
会社対会社っていうより
ビジネス対ビジネスの話、
商取引っていうことで話を進めてもらったら
いいかなという風には思います。
駄目なのが
その1回だけのやりとりで終わっちゃう
っていう事ですね。
1回やり取りして
まとめてこれだけ買いました!やったー!
で終わっちゃうのが
ちょっと残念でもったいないので
それだったら次に繋がるように
「次からこういう商品があったらこっちに回して欲しい」
って言うなり、
「これだけだったらお金出せるから」
という具体的な金額を先に提示して
商品を回してくれるように提案をする。
「こちらで引き受けるので、
こういうのが入ってきたら連絡ください」
って言うなりして、
しっかりと連絡が来るような流れをその場で作ってしまうと。
でないと、相手の名前や連絡先も交換しないまま
じゃぁいつかまた〜みたいな感じになっちゃいますので。
さよならで終わらずに、そこから繋げるということです。
私の知り合いに
結構ツワモノがいまして。
兵庫県でせどりをやっていた人ですが
東北のリサイクルショップと提携して
定期的に商品を送ってもらうらしいんです。
たまにお店に行って、まとめて買って
商品を送ってもらうみたいなね。
関西から東北に行くんですよ。
他には、大阪の知り合いの方ですが
いわゆる古本・ゲーム・家電とか扱ってる
九州の総合リサイクルショップと提携して
商品を流してもらったり。
そのお店は九州がメインの所なんですが
大阪から九州に開拓しにいって
商品が流れてくるような仕組みを
作っているっていう方もいます。
地元のところじゃないとダメとかそんなのはないので、
やろうと思えば遠方とか遠隔地でも全然大丈夫ですし
何ならメールで問い合わせしたり、電話して聞くとか
そういう手段もあります。
いろいろ駆使して関係性を作って
まず1回提案を受けた時に、こっちからも提案して
次回からの流れを作れるようにしていけば、
しばらくは自動的・定期的に商品の提案が来たりするので
仕入れに行かなくても仕入れができちゃいます。
その流れができると、せどり自体がすごく楽になります。
ぜひ参考にして、いろいろ開拓していってもらったら
いいかなと思います。
店舗せどりってね、せどり行為が嫌われるのが当たり前だろ!
みたいな話で、YouTubeでも結構コメントもいただいたりとか
何言っているんだ!という批判的なコメントも頂いたりするのですが
逆にお店からの提案は結構あったりもします。
『困ってるから買いに来てくれ』
って言われたことがありますし
『梅雨の終わりに、除湿器が余ってしょうがないから
もう言い値でいいから買いに来てくれ』って言われて
リサイクルショップに仕入れに行ったこともあります。
売値が3〜4万の結構良い除湿器だったんですが
1万5千円でいいよ、とか1万円でいいですよ
という言い値でね。
もうとにかく持っていってくれ、っていう感じでしたね。
置き場所も困ってるんですって感じでもあったので
大量に除湿器を仕入れて帰ったりもしました。
そういうやりとりがあった時に、
こちらから提案で、
「うちではこういう商品を中国輸入して
Amazonで売ってるんですけど、
リサイクルショップでも扱えません?」
という感じで話をしてみて、実際に卸したこともあります。
商品を仕入れさせてもらって
こちらからは商品をリサイクルショップに卸させてもらった
っていうことですね。
多分10種類ぐらいまとめて商品卸しましたよ。
20個〜30個ずつ卸したりとか
企業案件っていう風にも持っていけたのでね。
単純にせどりしに行ったお店だったんですけど
そういう関係性で取引する仲になったりしたこともあります。
こういうことも可能な場合はありますから
別に店舗せどりに行ったら必ず嫌がられるかとか
単純にそんな話でもないですよ。
やろうと思ったら、いろんな発展もあったりしますから
堂々とビジネスすればいいかなというふうには思いますね。
ということで、
こういったことも参考にしてもらったらいいかなと思います。
