【お金を稼ぐ】と【お金を増やす】の違い

こんにちはスズキです。

今回は根本的っていうか
めっちゃ大事な話なんですけど

【お金を稼ぐ】ということと
【お金を増やす】ということ
についてです。

この言語の違いが理解できますか?
って話なんです。

自分で商売する時は

これを言われて
パッと思い浮かべるものがあります。

私の世界でいうバランスシートです。

難しい言い方すると
「貸借対照表」って言いますね。

決算とかに使うやつですね。

バランスシートとも言います。

まず、
お金を増やすことがどういうことか
ですよね。

お金=現金

って思っている人が
世の中の大半です。

普通はそういう認識だと思います。

ですが、商売の世界で言うと

お金を増やす=「資産」を増やす

っていう言い方になります。

つまり
バランスシート、貸借対照表の
エリアで説明すると
左側の部分です。

では、お金を稼ぐことって?

これまた全然言語が違うんですよ。
ちゃんと言い換えると

お金を稼ぐ=利益を出す

っていうことなんですね。

で、
利益を出すっていうことの
「利益」ってどこなのかって言うと

バランスシート、貸借対照表の
エリアで説明すると
右下の部分になりますね。

純利益とか粗利益とか
そう言い方をするところですね。

なので、
【お金を増やす】ことと
【お金を稼ぐ】ことは
全然違いますよっていうお話です。

先述のとおり、
バランスシートって
左側と右側があります。

お金を増やしましょう
っていうのは、左側の部分だったり
もしくはそのバランスシートそのものを
大きくしましょうねっていう話です。

前回、雪だるまの話をしましたけども、
そこの部分の話です。

お金を稼ぎましょう
っていうのは右下の部分
純利益・粗利益の話です。

で、世の中の
物販とかせどりの発信者は
「お金を稼ぐ」っていう言葉しか使わないんです。

つまり、右下の部分
純利益・粗利益を得ることの
話しかしていないんですね。

よく

「スズキさんの言うことは説得力がある」
「みんなと言ってることが違う」

っていうようなこと言われるんですけど

なんでそう言われるのかなって
最近考えてたんですけどね。

「あ、使ってる言葉が違うな」
と思いまして。

私は
「お金を増やすためには」
っていう言葉をよく使います。

だから
「中古せどりをやってお金を増やす」
とかよく言いますよね。

他の人は
「ドン・キホーテに行ってお金を稼ぐ」
とかそういう話をしますよね。

根本的に
【お金を稼ぐ】っていうことと
【お金を増やす】っていうことは
全然違います。

お金持ちになりたいとか
事業を育てるとか
安定させるっていうことを考えたら

×【お金を稼ぐ】のではなく
○【お金を増やす】ことが
大事だっていう話です。

使ってる言葉が
そもそも前提が違うっていうことに
最近気がつきまして。

じゃあ、どうして
こうなってるのかなと思ったら

簿記知らないっていうか、
簿記の勉強をしてない方が
コンサルしてるのかな?って。

それで「お金を稼ぎましょう」
と言ってるのではないかと思いました。

お金稼ぎを教えるのが
コンサルではないんですよ。

お金の運用であったり
お金を増やすことに対して
伝えるのがコンサルなんですね。

だから
お金稼ぎはその中の一環っていうか
本来は枝葉の部分なんですね。

だから、まあ言っちゃ悪いですけど

スズキさんのコンサルは
他の人より高めに設定してます。

なんでかって言うと

他の人が言ってることは
【お金稼ぎ】だから。

それってコンサルじゃないよねっていう。

それって
ノウハウの提供ですよね。

っていうことなので、
そういう方と同じ値段では
できませんっていう話です。

それは当たり前ですよね。

そもそも、
それコンサルじゃなくて
ノウハウの提供なので

正直、教材売ってるのと
変わらないですよね。

そうじゃないんですよ。

コンサルで教えることは
バランスシート自体を
大きくするための話であって

そういうことを伝えるのが
コンサルということだと
私は思っています。

本来で言うと
そういったコンサルって
金額で言うと、もっとしますよね。

企業がコンサルを受けるとか
そういうことを想像してもらえれば
わかりやすいんじゃないかと思います。

あるじゃないですか。
外資系の何々コンサルタントとか。

そんな私のコンサルの額じゃないですよ。

年間契約で1000万とか
下手したら数千万とかそんな世界です。

といっても、それは企業の世界なんでね。

あくまで個人なんで
そんな額にはもちろんならないですけども。

そもそも
コンサルとはそういうものであって

その会社をいかに大きくするか
育てるかっていうことに
対してのやり取りになるんでね。

あくまで、個人レベル
個人事業主とか、法人であっても
社員が1人〜3人ぐらいの規模で
やられてる方に対しての提供になるんで
そこまでではないですけどもね。

私が使ってる言語が違うのと
話している内容が全然違うなと思いました。

朝、コンサル生のLINEに
バランスシートの考え方みたいなことを
書いていてですね、ふと思ったんですよ。

こういうことって
他のコンサルの人もやってるんかなと。
(やっている人いるかもしれませんが)

せどりを教えてる人とか
物販教えてる人で他にも
こういう発信してるんかな?と思って。

多分誰もやってないよなと
思いながら、送りました。

で、もし私以外に誰もやってないのか?
と思った時にゾッとしたんですよ。

こういうことを言わないこと自体が
すごくやばいなって。

そもそも発信したりしてる側の人間が
こういうバランスシートのようなことを
しっかり理解してるのかな?と。

理解していたとしてもしっかりと
教えているんだろうか?と。

多分してないんやろなと。

してないから、
「ドン・キホーテ行ってチャリーン」
みたいな
「稼げます」発信しかしてないんだろうな
と思って、ちょっと怖くなりましたね。

そういう人たちとは根本が違うので
そりゃお小遣い稼ぎで終わるよね
そこから伸びないですよね
って話になります。

見ているところ、
視点が違うというか
そもそも考え方の根本が違うよねって話です。

こういうことは
建築に例えるとすごくわかりやすいんです。

自分達の遥か上空に
お金や利益があるとします。

そのために建築をするとしたら。

多くの人が言うような
「お金を稼ごう」
「稼ぎましょう」
という目先のお金を
稼ぐためだけのことを言ってる場合。

まず何をやるかって言うと
建物を作らずに、
積木を積みあげます。

上にあるお金や利益に
手が届くように積木を積んでいくって感じ。

で、その上を登っていって
その上にあるお金を取ります。
もちろん取れるんですよね。

ただ、その後は
もちろん積木なので崩れます。
当然です。

では、
お金を増やしましょう
っていうスタンスの場合。

まず土を掘るところから始まります。

1回上空のお金からは遠ざかります。

建物を作る時って、
めっちゃ土掘りますよね。

あれって何をやってるかと言うと
建物が崩れないための基礎工事をやるんです。

だから
タワーマンションや大きいビルとかは
建てれば建てるほど、
地中に何十メーターって穴を掘ります。

で、そこに土台・基礎を敷きます。

耐震だの免震だのの設備を入れて
しっかりと基礎を入れて
コンクリートを流し込んで
1回下がるんですね。
穴を掘って下に行くんですよ。

そこに上下水道とか
ガス管とか通すんです。

上にお金があるんだったら
単純に考えると
上に行く方法から始める
と思うじゃないですか。

上に到達したいし。

だとしても
1回下に下がるんです。

だから、
お金を増やしたいという場合は
1回お金は減りますよってことです。。

お金が出ていくところから始まります。

スタートがっていう話です。

で、
お金を稼ぐっていうことだけを
言語にしてると、積木を積んで
その上をのぼっていきましょうってね。

そして
「お金を1回掴み取りましょう」
で終わるんですよ。

そのお金を掴み取った瞬間
積木が崩れて粉々になっちゃいますんで、
次は上れなくなります。

要するに、再現性がないってことです。

でも、基礎工事をして
建物を建てて屋上に上る方法にすれば

そうそう崩れないですよね。

なんならヘリポートつけたらどうですか?

じゃあヘリコプターにのって
もっと高く上がれますよねって話です。

基礎がしっかりしていれば
増築・改築もできますよねって話です。

だから
お金を稼く
or
お金を増やす

これについては
建物に例えるとすごい分かりやすいんです。

分かりやすいんですけども、

ほとんどの人が

積木を積んで無理やり上って、
目先のお金を掴み取る

みたいなことを言うから
再現性がなくて、
お小遣い稼ぎで止まるんですよ。

お金を増やすっていう前提で
話をしないと基礎工事をやりたがらない。

これを理解できてないから

「めんどくさい、嫌だ」
「なんでこんなことしないといけないんだ」

って、まずそう思っちゃう。

その時間がかかることに対して
すごい抵抗感がある
っていうことなんですが

でも、
商売するってそういうことなんで。

商売するってことは
お金を増やすためにやるんで、
お金を儲けるため・稼ぐためっていうのは
1つの手段っていうか過程の1つなんでね。

最終的には
お金を増やすためにやるんでしょ?

お金って資産です。
現預金ではない、資産ですよって話です。

資産を含めて
お金って言います。

だから、いっぱい仕入れすぎて
お金がないって言ってるんですけども

いっぱい仕入れしすぎて
お金がないんじゃなくて

いっぱい仕入れしすぎて
現金が資産に、
商品っていう名前の「資産」に
変換してるだけなんです。

別に損もしてなければ
何も悪いことじゃないですよ。

で、それを売ることによって
売却益っていう利益が出るんです。

それを繰り返して回していくことによって
お金が増えるんですっていう話なんで。

ちなみに楽天ポイントせどりが
これが成り立ってないよっていうのは、

このお金を増やすっていう行為が
成り立ってないんです。

なので、やめた方がいいっていうのを
言ってたのはそういうことなんですよね。

利益しか見てないからっていうことですね。

結局、資産が増えないですよって。

お金っていう全体の
バランスシート自体は
大きくなってないですよって話。

結局何かっていうと
ポイントを還元する時に
現金として目減りしまくってますんで。

経費もめちゃめちゃかかりますからね。
送料・手数料2倍かかりますし。

商品自体がすぐ値崩れするんで
目減りしてますよっていうね。

商品っていう資産が
放っておいたら目減りしますよっていう。

だからバランスシートが増えてないし、
大きくなってないですよ。

目先のその利益計上の額だけ
大きく見えるかもしれませんけど、
バランスシート自体は大きくなってない。

だから楽天ポイントせどりを
やってた人が相談に来られて、

全員が
「貯金通帳を見てもお金が増えないんです」
って言うんですね。

それは当たり前でしょっていう話。

だからもう、
そうなるんだったら
中古せどりやってくださいよって話でね。

中古せどりは
やってたら確実に
貯金通帳増えますからね。

どこを目的としてやるかって、
その貯金通帳の金額を増やしたいんですよね?

でも
それで終わったら駄目ですよ。

貯金通帳が多少増えたところで
人生は変わらないんでね。

それを元に自分で
ビジネス立ち上げるなり
融資を引っ張ってきて
1回そのバランスシート大きくしないと
もっと増えないです。

次のステージ行けないですよ
っていうことですね。

だから、せどりだけで
止まっちゃったらダメよっていうのは
お金を増やすっていう行為自体が
まあ鈍いんですよ。

次のステップに比べると
ちょっと鈍いんですよ。

でも、せどりっていうのは
即効性があったり
分かりやすかったりして
はじめのとっかかりはすごくいいんです。

お金を稼ぐっていう意味では
いいんかもしれないですけど、
ただ、そこで終わっちゃうと
お金を増やすっていう意味では
増えないですよね。

なんでかって言うと、
せどりって実はそんなに
利益率良くないんですよね。

もっと利益率がいい世界あります。

それをやろうと思ったら
基礎工事から丁寧にやっておかないと
利益は、思うようにいかないです。

また同じように
積木を積み上げて
上に上ろうとすると失敗します。

中国輸入とかやられてる方
みんなに言いますけど

穴掘るとこからスタートですよっていう話。

これを理解してないとお金増えません。

そもそもお金を稼ぎたくて始めたのか
お金を増やしたくて始めたかで
スタートラインも考え方も違います。

もしそこがごっちゃになってたり
今喋ってる内容がよく分かってないのであれば

簿記三級でいいんで
勉強して受験してくださいね。

2月とか6月に試験があります。
受験料3000円ぐらいです。

参考書1冊買って
1日1時間ぐらい勉強して
1ヶ月ぐらいから1ヶ月半ぐらい
勉強すれば大丈夫なんで。

合格率も5割ぐらいありますんでね。

まあ、ちゃんと勉強すれば
大体受かれるようになってます。

試験を受けるっていう目的で
やらないと絶対勉強しません。

途中でなんか分かったつもりに
なってもういいやって投げ出すので
最後までやり切るってことですね。

検定試験なんで
合格したら賞状みたいなものもらえます。

私は簿記二級と三級持ってます。

三級は1ヶ月から1ヶ月半ぐらい
1日1時間勉強したら、まあ取れます。

二級を取ろうと思うと1日2時間で
3ヶ月ぐらい勉強しないと取れないですが
まあまあ難易度が跳ね上がります。
合格率も、2割から3割ぐらいです。

で、それも会計とか簿記の
専門学校で勉強してる方たちが
結構合格するんで、一般の人で言うと
結構、難しかったりしますね。

まあ自分で商売する分には
二級はいらないんですけどね。

二級はあくまで法人とか
中小企業向けの簿記なんで
いらないんですけど。

個人事業主とか、
小規模の零細企業向けの会計とか
その考え方の部分は簿記の三級の範疇なんで
そこは必須科目ですよ。

これ前言いましたよね。

国語、算数、簿記、社会って。

必須科目なので、是非とも身につけるように
やって欲しいなと思います。

【お金を稼ぐ】と【お金を増やす】
言語が違うっていうね、
まずこれを頭に入れといて
欲しいなと思います。

世の中の大半の人が
「お金稼ぎ」の話をしてます。

それがエンタメとして
一人歩きしてるんでね。

そっちに、人が流れたり
飛びついてる状態なんですけど。

逆ですからね。

お金を増やすことを目的としてやらないと
突破できませんので。

これ、絶対ですから。

というわけで、

今回は
【お金を稼ぐ】と【お金を増やす】
ことの違い

についてお話ししました。