
スズキです。
今回のテーマは
「検討します」は裸より恥ずかしい!
っていう話です。
パーフェクトな意思決定
っていう本がありまして
そこに書いてた言葉なんですけども。

検討しますは裸より恥ずかしい状態です
っていうことを、その著者は
言い切ってるわけなんですね。
この著者の方は
意思決定に関することを
研究してる方ですね。
専門書みたいなんですけど、
その中で、
検討しますっていうのは、
すごく恥ずかしいことだ
ということを述べられています。
特に、
日本人の検討しますっていうのは
海外の人からしたら
一番イラっと来るらしいです。
海外の人からすると
イエス or ノーなんですね。
で、
検討しますという
言葉はあるんですけども
英語で言うと「検討します」
っていうのは、
持ち帰って数字を分析したり
データを分析したりする
その時間をちょっともらいます
っていう意味なんですね。
なので、マジで検討というか
分析してるっていう状態。
検討っていうより
分析しますっていう状態なんですね。
なので、
いわゆる日本人の
「お断りします」
「結構です」
っていう意味のことを指す
「検討します」
日本以外では使わない
ってことです。
この「検討します」って
誰が考えたんかなと
思うんですけども。。
私自身はあんまり
言ったことないですね。
「あ、今はいいです」
「ちょっと今その
お金ないんでいいです」
って結構ハッキリ言う方ですね。
物買う時でもね、
「今、それ別に欲しいもの
じゃないんでいいです」
って普通に言いますけども、
「検討します」って
そもそも使ったこと
そういえばないですね。
特に商売始めてからは
あんま言ったことないです。
卸売りとか案件が来ても
「あ、それはいらないです」
「利益出ないんで結構です」
「やめときます」
「スルーします」
「それはください」
「今すぐ振り込みます」
そんな感じなんですけど
「検討します」って
言われる側の気持ちに立って
1回言ってみて欲しいんですよ。
「検討します」って言われたら、
「あ、そうですか」って
取引先とか会社の方は一応はニコって
されてると思うんですけど
頭の中で「嘘つけボケ」って
絶対思ってると思うんですよね。
もしくは
「それならはっきり断ってくれよ」
って絶対に思ってると思うんですよ。
自分でも言われたら
そんな風に思いますよね?
会社で、取引先に行って
こういう商品があって
提案しにプレゼンとか
するじゃないですか。
それで、取引先の人に
「じゃあちょっと検討しますんで」
って言われたら
「あーあ。来るんじゃなかった」
「この時間は何やったんや」
「もうイエスかノーって
言ってくれたらいいのに」
って思いませんか?
「私に決裁権がないんで、
上司に伝えて検討しますんで」
って言われたら
「もう絶対無理やん〜」
って思いますよね?
じゃあ最初から
上司出せよって話でしょ。
私の会社員時代もこういうこと
めちゃくちゃありました。
そのたびに
「これ何の時間なんかな」
と思ってました。
「検討します」って言われて、
正直に待てばいいのか
「断ります」って言われてるから
次から提案しに来ない方がいいのか
どっちなんかなっていうね。
それが分からないんで
すごくめんどくさいというか
迷惑やなって思います。
めっちゃ共感してくれる人
多いと思うんですけどね。
本当に
お互いに迷惑じゃないかなと思います。
で、
「検討します」って言った側も
検討するつもりにしておいて
断ったつもりでいるのに
曖昧に濁したせいで
「あの件どうなりましたか?
検討されましたか?」
って再度確認されるの
めっちゃ嫌だと思うんですよ。
「いや、それはもう断ったって
いうことにしといてくれよ」
って多分内心思ってて
「空気読め」
て思ってると思いますね。
一方で、
「あの件どうなりましたか?」
って確認してる側も
一応検討するって
言われてる以上は
「検討されました?どうでしたか?
何かお困りのこととか、
説明不足なこととか
他に聞いておきたいこととか
なかったですか?」
「不明点など大丈夫でしたか?」
って、聞かないとダメですよね。
特にB to Bの場合なら尚更ね。
お勤めの方だったら
分かってもらえると思うんですけど
答え聞かないとダメですよね。
聞かないと逆に失礼かなって
メール送ったり電話かけたり
するじゃないですか。
お互いにこれって
何の時間なんかなと思いながら、
結果的には両方が
「腹立つわ」っていう
状態になっちゃうんですよ。
「検討します」って言った側は
「いや、だから断ってるやん」
「検討します=断りますと
同じ意味やないか」
と多分思ってるんでしょうし
言われた側は
「どうせ断ってるんやろ」
って内心思いながらも
「一応マナーとして聞かないと
失礼やから聞いてんねんけど
どうせ断ってくるんやろ」
と思いながら確認をしてると。
本当にこれお互いに
腹の立つ状態になって
「なんやねん」
みたいな感じになってしまってます。
本にも書いてましたけど、
お互いにとって
恥ずかしい状態
気まずい状態になってます。
それなら最初から
イエス・ノーで
返事してもらった方が
相手からは信用される
っていうことですね。
「弊社では結構です」
「他の会社で取引があるんで、
そちらの提案は結構です」
「他社さんの方が安いんで結構です」
こういうことはハッキリ言った方が
相手に対して親切です。
ハッキリ言われた方が
「あ、じゃあちょっと値段を
もっと見直さないとダメか」
「もうちょっとこういう機能を
つけた方がいいのかな」
ってどうしてダメだったのか
原因もわかりますしね。
相手のためにもなりますし
言われた側も、また来て
無駄足にならずに済みますしね。
たとえば、会社だったら
上司に
「はっきりと断られました」
って言った方が
「そうか」
で終わるじゃないですか。
「検討します」
って言われたら、
「じゃあちゃんと1週間後に
また連絡しろよ」
「メールか電話して回答確認して」
とか
「決済権のある上司に
なんとか取り継いで
もらえないかかけ合え」
みたいにややこしいことに
なるじゃないですか。
本当にこれ
サラリーマンの世界
あるあるなんですけど
こういうところがめっちゃ嫌で。
その、なんて言うんですかね
ふわっとした雰囲気が大嫌いすぎて
それもあって
独立したっていうのも
あるんですけども。
なのでこの本読んで
すごく納得しましたね。
お互いに恥ずかしいな
っていう状態です。
「考えます」「検討します」って。
あれほど人に対して
嘘ついてることないな
って思います。
「考えます」
→ 絶対考えない。
「検討します」
→実際検討1分もしない、1秒もしない。
「面と向かって断んのが
めんどくさいから」
「そう言ってお茶を濁しとけば、
まあなかったことになるだろう」
うやむやになって、
なんかあやふやになって
そのままなかったことにっていうか
「ふわっと自然消滅してくれたら
めんどくさくなくていいかな」
みたいに思われてる
っていうのが
すごくきつい状態ですよね。
だから私はこの言葉を
使わないようにしてます。
それで、
こういう言葉を使わなくなったら、
即断即決する。
もしくは
決められない場合
どういうところが決められないのか
っていうのを
しっかり考えるように!
ってことです。
○か×っていう
判断力はどんどん養われていけば
その場で、○×の判断ができます。
だから、回答に△がないんですよ。
○か×かは一旦
決めないといけないんですね。
後から
「やっぱり○にします」
「ごめんなさい、やっぱり×です」
っていうのは
全然しょうがないと思ってます。
それはそれで
ありだと私は思ってます。
後々に回答を変更することが
失礼かって、
別に失礼ではないですよ。
「いや、○って言ったんですけど
ちょっと×になりました」
「すみません。
×って言ってましたけど、
やっぱり○です」
それは全然
「真面目に考えてくれたんやな」
っていうことでね
いいと思うんですよ。
だから
一旦は○か×か
決めるっていうことですね。
物を買う時でも○か×か一旦決める。
×な時は
なんで×なのか?
っていう理由を考えますし、
○な時は
なんで○なのか?
っていう理由
考えるじゃないですか。
なんで欲しいのか?ってね。
で、なかなか決められない
ちょうど中間地点ぐらいにある時
どっちとも取れるような状態の時って
最後はもう「えいや!」で
鉛筆転がすみたいな感じで
鉛筆に○と×って書いて
転がすみたいな感じ。
もしくは、
あみだくじでも
いいと思うんすけどね。
どっちか、
出た方にかけるでも
いいと思うんですけど。
最後はそんな感じで
いいと思うんですけど、
まあその場合は
何で悩んでるのか
決め手は何なのか
っていうのを考えて
決めるってことですね。
だからその、
意思決定することが苦手な人
って結構多いので
そう言う風にして無理やり
意思決定をすることを
鍛えていかないといけないです。
はっきり言って、○でも×でも
別にどっちが正解とかないのでね。
どっちが不正解とかもないんです。
「いります」って言ったけど
実際は必要なかった。
だから不正解かっていうと
別に今は不要だったけど
1年後に実は必要になったり
する場合も結構ありますし。
物を買う時でも
「なんでこんな買ったんかな?」
って思う時も結構ありますね。
でも
よくよく考えて、
「使ってみたら便利だった」
「もっと早く使っておけばよかった」
ということ、ありません?
なので、
別に正解・不正解
ではないんですよね。
ただただ
それの繰り返しなんですね。
○か×かの意思決定の繰り返し
なんですけども、
中間地点に置いときたがる
っていう癖が染みついてる人は
要注意です。
「検討しまーす」
みたいなね。
そういう言葉使われるとね、
「この人とはもう付き合いたくないな」
って思ってしまいます。
多分みんな思ってると思います。
「あ、この人めんどくさ」
って絶対思うじゃないですか。
「もうこれ付き合うん必要ないな。
この時間何やったんかな?
無駄に終わったな」
って思っちゃいますよね。
「ああ、この人とはもう
付き合いたくないわ」
「はっきりしない人とはもう
一緒にいててもしんどいだけやな」
って、
全員がってるはずなんで。
なので、
「検討します」って言葉は
使わない方がいいですよ。
だから、
恥ずかしいことなんですよ
っていうことを
今回は言いたかったので
テーマにしてみました。
たまたまね
正月にそういう本を読んだんで
ちょっとこの話しておきたいな
と思ったんですけども。
こういう話をしてるうちに
確かに恥ずかしいし
両方に迷惑がかかるし
実際使ったりすると自分も
「こういう人間なんだ」
って思われるので
いいことがないなって思いますし。
言われた方も100%腹立ちますしね。
「検討します」って言われて
喜ぶ人間、ゼロです。
みんなどこかでは経験ありますよね。
「また来週ご飯行こうや」言ったら、
「あ、ちょっと考えときます」とか。
言われたらイラっとしません?
そういうことの
繰り返しじゃないですか。
結局連絡来ないですしね。
「何日なら」
「何時だったら行けます」
ってそういう連絡しないでしょ。
じゃあもう友達リストから
外そうってなるじゃないですか。
おそらく、そんなふうにして
人付き合いとか分けてきてると
思うんですけども。
結局ね、会社で働いてたら
そういう場面からは逃げられないんで
結局は
「あの件どうなってますか?」
って言わないといけないし
上司から
「どうなってるかちゃんと確認しろ」
って絶対言われると思うんで。
「うわ、めんどくさ」
「どうせ断るんやろ」
と思いながら連絡したら
「ただいま席を不在にしています」
って言われて
明らかな分かりやすい居留守
使われたりとかね(笑)
まあそういうの
あるあるじゃないですか。
だからお互いに良くはないですね。
生産性悪ですし。
結論から言うと
こういう言葉は使わないように
○か×かを一旦決めるってことです。
もし勤めていらっしゃる方で
自分に決済権があるんだったら
行かないでいいでしょっていう話で。
決済権がない人間
「私、決済権ないんで
上司にその話通しときます」
って、言っても
まあ、ほとんど通らないじゃないですか。
じゃあ
決済権ないあなたは
行かなくていいでしょって
話なんでね。
そういう無駄とか
意味のわからないことを
やり続けない方がいいなと思います。
やられた側もやっぱり
たまったもんじゃないと思うんで。
ちょっとこういうことが
少しでも減ればいいかなと
思いながら話させていただきました。
ぜひ意識してほしいと思います。