ビジネスと波乗りの話

こんにちはスズキです。

今回はビジネスと波乗りの話です。

波に乗るっていう、
まあビジネス的な話でございます。

波に乗ってる人、
波から落ちちゃってる人
いると思うんですけども。

今うまくいってる人は
波に乗れてる状態ですね。

どこまで波に乗って
グーって上がれるか
分からないですけど
今は波に乗ってる状態ですね。

うまくいってない人はね、
波に乗れてない状態です。

波待ちってやつです。

みなさんは、サーフィンって
やったことありますか?

実は、サーフィンって
めっちゃ地味ですよ。

1、2回やりましたけども、

「あ、こんな地味なんや」
っていうくらい地味です。

昔ハワイに行ってね。

昔は物価安かったんでね。
ハワイ往復で10万円ぐらいです、
めっちゃ安いでしょ。
昔は安かったんですよ。

ハワイに行ったときに
サーフィンをしようってなって
サーフボードを借りました。
当時はかなり安かったです。
3,000円ぐらいで貸してくれます。

ハワイってね、世界でも有数の
サーフィンスポットみたいな感じで
サーファーの人がたくさん
いるんですけど。

それでも、
そんなに波って来ないんですよね。

待ってる状態が
まあまあ続くんですよね。

1、2分待ってる時もあれば、
5分ぐらい海の上で
ぷかぷか浮いてる状態
の時もあります。

で、波が来ます。

小さい波、大きい波、
いろいろ来るんですよ。

上手い人はね、
小さい波をスルーして
大きい波に乗ります。

ただ、
我々みたいなド初心者は
そんなに大きい波が来たら
間違いなく溺れますんで

溺れるというか飲まれますんで
小さい波を狙うわけですね。

小さい波が来た時に
ちょろっと乗る練習をする
みたいな感じでやるんですけども。

サーフィンって波が来た時に
波が岸に向かっていくじゃないですか。

あれと同じようにですね、漕ぐんですね。
手で漕ぎまくって助走をつけるんですよ。

で、その助走をつけて
ちょうど波と被る瞬間に
板の上に立つんですよね。

その波に被る少し前くらいかな、
立つんですよ。

そうすると波に乗れる
っていう言い方しますけど
だいたい失敗して落ちます(笑)

慣れてないとほぼ落ちますよ。

慣れてくると、
100回ぐらいやると
1,2回乗れるようになりますけど
だいたい落ちるんです。最初はね。

落ちる練習みたいなね。
波に乗ろうとして、
波から落ちる練習をやります。

これはビジネスも一緒です。
波に乗ろうとして波から落ちる練習を
ひたすらやるんですよ。

波から落ちながら、
どういうタイミングで
波に乗ったらいいのかな
って測るわけですよね。

だんだん慣れてくると、
多少小さい波だとある程度
乗れるようになるんですよね。

今日初めてサーフィンする人でも
割と大きめの波とかは
乗りやすいんですけど、

コントロール効かないんで
すぐ振り落とされます。

上手い人はそのまま
波の上でダンスみたいな感じで
めっちゃ上手いですよ。

「すげーな」思いながらね
見るんですけども、
そんな感じでやります。

波が来るまで待ってる時間
の方が圧倒的に長いです。
要するに暇って感じですね。笑

1時間やろうとしたら
50分ぐらい波を待ってる感じだと
思ってください。

初心者で言うとね
板から落ちてるか
波待ってるかで
その1時間ほぼ全部使いますね。笑

だから、
サーフィンやりました
って言っても、実は
サーフィンやってないんですよ。

板の上に腹這いで乗って
波が来るのをひたすら
待ってる状態。

その状態でたまに
波が来たと思ったら
乗ろうとして落ちる。

それだけです。

それで
また板の上に乗り直して
波が来るのを待つ

この繰り返しです。

うまくいった時っていうのは
めっちゃ気持ちいいですよ。

波に乗ってシャーって
岸まで勝手に運んでくれるんでね。

何もしなくても岸まで
運んでくれるっていう感じで
「これは快適やな」っていうね。

板に乗ってるだけでね、
めっちゃ楽ですよ。

サーフィンやめられない理由って
あの快適さだと思うんですね。

まあ本当に楽、楽ちん。

何もしなくても岸まで運んでくれる
サーフィンの感じって
ビジネス的にいうと
何もしなくても
売上がバンバン上がっちゃう
みたいなそんな状態だと思います。

これは、
波を1回キャッチして
グッと上がって
そのまた次に大きい波を
しっかりキャッチできたら
グーンと業績が伸びる
みたいな感じで、1回成長
もう1回ドーンと成長
みたいなそんな感じだと思ってます。

大きい波を掴むたびに
大きく成長、という感じで
進んでいきますが

ビジネスでいうと
普通は停滞しないんですよ。

波待ってる状態って
停滞してりわけじゃなくて

波から落ちたり
波に乗ろうとして
足掻いてる状態
がしばらく続きます。

ぶっちゃけ波待ってる
時間の大半って
そんな感じですよ。

だから、
「なんかうまくいってないな」
「乗り切れないな」
っていう人は
時間の大半がそんなもんです。

波乗りと一緒なんで。

波にしっかり乗るまでの
タイミング測っといてもらって
来た時に、乗れる時が来ます。

で、
その波に乗った時は
グンと伸びますんで
心配しなくても
その時は来ますよ
って話なんですけども。

今うまくいっている人
波に乗ってる人は

これもう一つ、
波乗りの話で大事な
ポイントなんですけど。

波に乗った
うまくいったと思ったら
突然振り落とされます。

自分でコントロールが効かない
大きい波が来た時ですね。

ちょっとうまくいきすぎた
っていうか、自分の実力以上に
もしうまくいっちゃった場合

そういう場合は
必ず振り落とされます。

ボシャーンとね。

そして波から落ちた時の
ダメージもありますよ。

トラブったり
ポシャったりとかで
マイナスに1回ガーンと
振れたりします。

案件がポシャったりとか
お金を少し無駄にしちゃった
みたいなことは来ます。必ずね。

やっぱり
うまくいってる時ほど、
そういう危険性は必ずあります。

波に乗ってる状態なんでね
いつ落ちるか分からないんで。

うまくいってる時ほど
めちゃめちゃ緊張感持って
波から落ちないように
しっかりとコントロールして

極力その波に
乗り続けられるように
っていうのをやっておかないと
いけないんですけども。

まあ、いかんせん
一回乗ってしまったら
楽だなって感じちゃうんで

「これが実力だ」
「このままずっと
 こんな状態で行くんだ」
みたいなことを
思っちゃいがちなんですけど。

そうではないですよ。

必ずどこかのタイミングで
落ちます。

バシャーンと落ちます。

よっぽどのプロサーファーとか
そのプロでない限りは
バシャーンって落ちます。

しかも、落ちた時に
ダメージを受けます。

その後はまた一緒ですよ。

次の波が来るまで板の上に乗って
いい波が来るまで
ひたすら待ちです。

一回、波乗りでいい思いした人は
小さい波が来た時に
スルーしちゃうんですよね。

「こんな小さい波
 バカバカしいから乗ってられへんわ」

っていうことで。

サーフィンで言うと
小さい波を見逃していると
大きい波が来るまで
15分とか30分くらい
待たないといけないんです。

ビジネス的なことを言うと
もっと来ないです。

半年〜1年くらい
来なかったりしますんで。

まあ待つのもいいんですけどね。

ただ、大きい波を待ってないで
小さい波にどんどん乗って
波乗りの練習した方がいいと思います。

小さい波に乗ってたと思ったら
後ろからもう一発大きい波が
加わってきて気づいたら大きい波に
なったりすることがあります。

ビジネス的な話ですよ。

小さい波に乗っかって、
少し乗れたかなと思ってたら、
後から大きい波が来て
合体して
「うわ、なんか急に大きい波になった」
っていうことがビジネス的にはあります。

海ではあんまり
そういうことないですけど
ビジネス的にはあります。

なので
小さい波でも乗るように
した方がいいかなと思います。

一回大きい美味しい
思いをした時っていうのは
小さいことやろうとすると
アホらしくなって
やらなくなるんですよ。

小さい細かいことに対して、
もういいやみたいな感じに
なるんですけど、

小さいチャレンジを
もう一回ね。

さっきは運が良かった
っていう風に思ってね
小さいチャレンジを
どんどん繰り返して
初心に戻ってやって
いってもらったら
また上手になってきます。

そうしていると
ちゃんとした波が来た時に
乗れるようになります。

ここで一発大きい波乗ったから
もう自分は上級者なんだ。

「小さい波は全部スルーだ!」

ということでやってると

「波来ねえな」ってなったり
「なんか調子悪いな」
っていう状態が
しばらく続いたりしますし。

あとは
実力って実はついてないのに
ついていると思って
大きい波が来た時に

「来た!」

と思って乗るじゃないですか。

で、落ちると。(笑)

「こんなはずじゃなかった」

みたいな感じになるんで
普段から小さい波で練習しまくる
小さい波に乗りまくるっていうこと。

で、
一回大きい波に乗れたとしても
どうせ、また落ちますんでね(笑)

落ちた時こそ
小さい波に乗りまくる
ってことが大事かなと思います。

小さいことの積み重ねを
普段からやり続ける
っていうことですね。

小さい波に乗る練習みたいな
何かを続ける、コツコツやる
っていうことですね。

だから、美味しい話にだけ
飛びつくとかね、
美味しそうな話だけ
待ってるっていうのは
この大きい波待ちの状態です。

美味しいかどうか
わからんけど
自分のためになるとか
勉強になるとか

自分にとって必要だなと思ったら
取り入れるっていうことですね。

それが美味しいかどうかは別にして
自分のためになると思ったら
とりあえず乗っかって
練習するっていうこと。

これを繰り返してる方が
上達は早いですよ。

美味しい話だけ待って
来たら乗っかって
普段から練習してないと
いざ乗ろうとした時に
すぐバチャーンと落ちるんです。

で、

「なんか美味しい話だと思ったら落ちた」
「騙された」

って言うんですけど、

いやいやそうじゃないです。

そもそも
練習不足でしょっていう話で。

小さい波乗れない人、
大きい波乗れないでしょ
って話なんでね。

そこですよねっていうこと。

だから、普段から
さざ波でも小さい波でも
これ波なんかなって思ってても
とりあえずちょっと乗る練習ですね。

サーフィンで言うと
板の上に乗るのも
まあまあ難しいのでね。

体幹使いますし、
バランス感覚めっちゃいりますし。

そういうのも必要なんで
待ってるだけじゃなくて
そういう練習もいりますしね。

無駄かも思うかもしれませんけども
そういう普段から地味な練習って
めっちゃいります。
反復練習ですね。

だから、
大きい波が来た時に
普段から練習してないと
絶対に乗れないんで、
いかに手数を使うっていうのは
めっちゃ大事になってきます。

そういうふうにやっておくと
大きい波の時にも同じように乗れます。

乗った時にしっかりと
コントロールする。
全集中するってことですね。

それでも最初は
コントロール効かなくなって
必ず落ちますんで。

で、落ちた時に

「あの時は美味しかった、良かった」

「あの時は上手くいってたのに
 ちくしょう」

みたいな感じで、
多分思っちゃうんですけど。

でも、
そんなもんですよっていうね。笑

実力が伴ってないんで、
最初はそんなもんですよ。

そんなことって
私でもめっちゃありますよ!

なんかあの時うまくいってたのに、
もう最近うまくいかないなとか
めっちゃありますよ。

実力が伴ってない
っていうだけなんで
その時はまた小さい波から
乗り直しです。

小さいことからコツコツと
みたいな。

やり直しでやっておくと
また波が来た時に
しっかり乗れるようになるんで。

その準備をする時間の方が長いです。

準備:9
本番:1

みたいな感じかな。

下手したら
準備:95
本番:5

とかそういうこともあります。

最悪、
準備:本番=99:1
ってこともあると思いますね。

そんな感じ、波乗りの話に
例えてお話しさせてもらいました。

待ってる時間、
準備してる時間っていうのが
とても大事ですよ。

あとは、
小さい波でも乗って
練習しっかりやっておく
ということですね。

大きい波を逃したからといって
何か損したとかって
思わないことですね。

実力が伴ってないうちは
大きい波に乗ったところで
どうせ落ちますんで、

小さい波にしっかりと確実に
乗れるようになっておいた方が
長持ちしますし、上達しますよ
っていうお話でした。

サーフィンが上手い友人に
教えてもらいました。

いきなり大きい波、
絶対乗れないからと。

「小さい波に、
 いかに上手に一発で乗るか
 っていう練習をひたすらやるんですよ」

って言われたことあります。

「ああ、なるほど、地味やな」

「しかも待ってる時間
 めっちゃ長いやん」

「サーフィンって
 こんな地味なんや」

と思って
サーフィンやってましたね。

ただ、
小さい波でも乗れた時は
すごい気持ちいいというか、

「ああ、これは楽しいな」

一瞬ですがそんな気持ちになります。

で、
大きい波に乗って
操れるようになるまでには
相当な年月かかるんだろうなと
思いましたね。

はい、ということで、
波乗りの話でございました。
ぜひ参考にしてください。