やめたら、入れる

何かをやめると、楽になる。
時間が空き、負荷が下がり、気持ちも軽くなる。

だが、その空白は危険でもある。

人は、
空いた時間を努力で埋めない。
ほとんどの場合、怠惰で埋める。

だから、
何かをやめたら、必ず何かを入れる。

これはルールだと思っている。


「これをやめて、集中します」
この言葉のあとに、
本当に集中力が上がった人を、ほとんど見たことがない。

一つやめると、
やめることへの抵抗が下がる。
次もやめやすくなる。

最初は調整のつもりでも、
やがて縮小が始まり、
気づけば何もしていない状態になる。


行動量は、
減らすと加速して減る。
増やすと、加速して増える。

これは感覚論ではなく、
何度も繰り返し観測してきた現象だ。


本当にやめるなら、
その代わりに 負荷を置く

・別の行動
・第三者との約束
・逃げられない環境
・お金、時間、立場の拘束

何でもいい。
とにかく空白を放置しない。


レベルを上げるためにやめるなら、
前より軽くなるのではなく、
前より重くなるのが正しい。

やめて楽になるのは、撤退だ。
やめて負荷が増えるのが、前進だ。


やめること自体は悪くない。
だが、空白のままにするのは危険だ。

やめた瞬間に、入れる。
この順番を間違えない。